形が崩れずに正確なまま、と捉えてもらえてますが、実は原画の絵を見るとどれもこれも不正確だと分かると思います。

なのに同じ顔、正確な形だと錯覚してもらえるのがアニメーションなのです。

僕らが日頃やっているのは正確に描くことより、むしろいかに形を変えるかを模索する作業です。大袈裟な、と思われるかも知れませんが決して大袈裟ではなく、正確な形だけを描いていてもそれだけでは「表現」にならなからです。

例えばほっぺたや服の袖が膨らんだり縮んだり、形が伸びたり縮んだり。

あらゆるパーツをデフォルメして動かすことでようやく表現したと言えます。それはメカであっても同様です。金属だから形は変わらないだろうというのは先入観で、僕らは常に形を変える方法を模索して表現しているのでその辺りも注意して鑑賞してもらえると嬉しいです。

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