カーギルは100年以上にわたり、穀物のロジスティックスに関して高い評価を得て、収益を得てきた会社だ。
しかし、2011年に「アフリカの角」の地域が深刻な飢饉に見舞われた時、飢餓に苦しむ人々に、重量にして約1万トン(2200万ポンド)のコメを提供したのである。
「これが私たちの仕事なのです」。
自社で働く人たちに対して、自分たちのミッションを理解させたいと考えたのだ。
カーギルのミッションとは、書類上で数字を動かしたり、港から港へ船を移動させたりするだけでなく、人々の食を支えることだと伝えたかったのである。