風邪は、体内に侵入してきたウイルスなどの病原体と戦う「防衛反応」で起こります。風邪の原因の80~90%はウイルスであるとされており、多くのウイルスには抗ウイルス薬が開発されていません。

風邪を引き起こすウイルスの数は200種類以上にものぼるといわれているため、原因であるウイルスの特定は非常に困難です。
また、通常ウイルスに感染すると体に抗体ができますが、風邪を引き起こすウイルスはいくつもの型があり、年々変化するため繰り返し風邪をひいてしまうのです。

風邪のひき始めに多い症状は、鼻水やのどの痛みです。ウイルスが最初に付着するのが、鼻やのどの粘膜だからです。

ウイルスが気道にまで広がると、咳やたんが出始めます。こうしてウイルスが増え続けると、体がウイルスと戦おうと「プロスタグランジン」という物質が分泌され、発熱や頭痛を引き起こします。

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