実は最初はヨルさんの役で受けたのですが、途中で1%でも可能性があるのはアーニャの方だなと思い「アーニャも受けていいですか?」と自分から申し出て、両方受けさせていただきました。
オーディションの時に私が思うアーニャを演じてみたところ「声を作らないで、もっと素直に感情マックスにして子どもっぽさを出してみて」とディレクションをいただいてしまったので「作り込みすぎてしまっていたのか……」と思い、それまでの演技プランを全て捨てて、指示された通りにやってみたんです。
PV収録の日もロイド役の江口(拓也)さんやヨルさん役の早見(沙織)さんは割とすぐにOKが出るのに対し、アーニャはいろんなパターンを収録しました。
実際に選ばれた音声を聞いてみて「これくらいやっていいのか」と思いました。ここまで幅を出す方がいいんだと思い1話のアフレコに臨んだら、あまりディレクションが入ることもなくすっと収録も進んで、こういう風に(役を)作っていけばいいんだなと、何となくわかってきました。