AとCが強いつながり(例えば親友関係)にあり、CとBも強いつながりにあるとしよう。この場合、「AとBもやがてつながってしまう確率が高い」。その理由は、主に3つある。

理由1 交流の頻度:人と人が強いつながりにあれば、両者が接触する頻度は多くなる。例えばAとCは強いつながりにあるのでともにいる時間が80%、同様に強いつながりにあるCとBもともにいる時間が80%あるとする。すると、AとCがともにいながらAとBもともにいる確率は80%×80%=64%と、かなり高くなる。64%の確率でAとBがともにいれば、両者は結局つながってしまう。 

理由2 心理的効果:Cと親友関係にあるAは、同じくCと親友関係にあるBに対して、親近感を持ちやすい(psychological constraintという)。結果、AとBが互いの存在を認識すれば、両者は親しみやすさを持ってつながる可能性が高い。

理由3 類似性:人は本質的に「自分と似た人とつながりやすい」傾向がある(ホモフィリーという)。AとBが親友(強いつながり)であれば、両者は似たことに関心がある可能性が高い。親友同士のCとBも同様だ。したがって、AとB同士も同じことに関心がある可能性が高く、結果、両者はつながりやすくなる。

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