東アジア人は他の民族よりも暴力的か、それとも暴力的でないか。この質問に対する答えは矛盾しているように思える。なぜなら、彼らは歴史的に組織的な戦争活動の一環として、大勢で戦い、死ぬことをいとわないのに、平時の犯罪率や機能不全率は最低水準だからだ。シンガポール、日本、香港、韓国は、殺人率が世界で最も低い国の一つだ。アメリカ人が犯罪について不満を言うと、リベラル派は、それは大都市での生活の一部だから慣れろと言うのをよく聞く。しかし、香港とシンガポールは、事実上、犯罪がない。これらの地域の出生率の低さを軽視し、完全な都市化の自然な結果として片付けるなら、極微量の殺人率がその分だけ印象的だと考えなければならない。都市化はあまり説明がつかず、東アジア人は犯罪を犯さず、子供を産まないという行動をとるだろうと仮定する方がはるかに簡単だ。