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投稿者 boss2024年6月28日

信用レポートの支配的な企業は、Equifax、Experian、TransUnionの3社です。そして、アルゴリズムを扱っているのは、FICOスコアを販売しているFair Isaac Corporationの1社だけです。
消費者は信用スコアリングに料金を支払いますが、それは間接的です。住宅の購入を考えている人は、住宅ローン業者を訪ねます。その業者は、その人が購入できる金額を確認するために、FICO や信用調査機関から信用スコアを購入する必要があります。顧客がローンを組むと、その住宅ローン業者は、より完全な信用情報レポートを別途購入する必要があります。
たとえ貸し手が顧客がリスクの少ない人物だと考えたとしても、貸し手は FICO スコアを買わなければなりません。
「FICOの極めて高い市場シェアと、ワシントンの機関が貸し手にこの会社の製品を使用するよう義務付けているという事実の組み合わせは、FICOが一方的で絶対的な市場力を持っていることを意味します。これは、料金が公益事業委員会または委員会によって設定される、厳しく規制された公益事業を除く米国の業界ではめったに見られないタイプです」
かつてはクレジットスコアリングの費用は比較的少額だったが、今では1回あたり60ドルにもなり、過去2年間で理由もなく価格が4倍に上昇している。
FICOは投資家に驚くべきリターンを提供しています。FICOのCEO、ウィル・ランシング氏は、同社には「利益率を上げるか下げるか、あるいは現状のままにするかについてかなりの裁量権がある」と公に述べています。2023年の営業利益率は51%で、自社株買いに4億730万ドルを費やしたのに対し、調査に費やした金額はわずか1億5900万ドルでした。
2006 年、3 つの信用調査機関は、業界での FICO の立場にうんざりし、VantageScore というライバル会社を設立しました。VantageScore は FICO よりもはるかに安い価格で信用格付けを提供し、業界内で訴訟合戦を引き起こしました。
VantageScore は、信用スコアリングの住宅ローン融資の分野では普及せず、代わりに信用の安価な代理として機能した。ほとんどのサイトで無料の信用スコアを見かけた場合、それは通常 FICO ではなく、VantageScore である。
2022年、FICOは今後2年間で住宅ローン業界の価格を総額500%引き上げる一連の計画を発表した。その理由は、同社のCEOであるウィル・ランシングが2023年の株価動向に応じて多額の報酬を得ていたためだと考えられる。そしてそれが功を奏し、ランシングはその年、アメリカで5番目に高額な報酬を得たCEOとなった。

FICOと信用調査会社カルテルの内部