胴体を捨てる姿が観察されたウミウシのうち3匹には、「カイアシ」という小さな寄生性の甲殻類が取り付いていた。同じく寄生されていたほかの39匹は体の一部を失っただけで、そのうち13匹は最終的に体を再生した。一方で、寄生されていなかった64匹には何も起こらなかった。

したがって、ウミウシは寄生状態が特にひどい場合にそれを感知し、「回復する見込みなし」と判断して切り捨てていると考えられる。

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