体がウイルスに打ち勝つと、ウイルス物質は消えてしまう。けれども免疫系は、そのウイルスと結合して排除するように働く抗体を作っていて、抗体はしばしば何年も残存して持続的な免疫をつけさせる。

 抗体の有無を調べる一般的な検査に、酵素結合免疫吸着法(enzyme-linked immunosorbent assay)、略してELISA(エライザ)法がある。ELISA検査は短時間でできる安価な検査で、数十人分の検体を一度に調べることができる。

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