1963年、大阪・天神橋筋商店街の「セルフハトヤ」、千林商店街の岡本商店という衣料品店が中心となり、背広の製販問屋の「エルピス」、京都の「ヤマト小林商店」を併せた4社の合併によって総合スーパー「ニチイ」が誕生しました。
日本の流通業界初の大型合併であり、「ニチイ」という社名は「日本衣料」、もしくは「日本は1つ」を略したものだと言われています。そして「セルフハトヤ」の社長だった西端行雄氏が初代ニチイの社長となり、残りの3人が副社長という体制で発足しました。
合併当初は4社合計12店舗、年商27億円だったニチイはその後も合併を繰り返しながら、1972年には全国129店舗、年商1000億円を突破するまでに至りました。1974年には、念願の株式上場(大阪証券取引所第二部)を果たします。