世の中にはスリルを求める「タイプT」の人格を持つ人がいる。この人たちの脳は、リスクを回避したがる人の脳とは仕組みが異なるようだ。脳の中でも意思決定と自己統制を司る部分である、大脳皮質(灰白質)が薄いのだ。

 タイプTの人の脳には、喜びや満足感を記録するドーパミン受容体が少ないため、高揚感を得るためには、通常の人よりも多くの刺激やエンドルフィンを必要とする。彼らのテストステロン(自由奔放な行動と相関があると見られるホルモン)の量が多いことも、リスキーなライフスタイルを送る原因になっているのかもしれない。

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