毎年12月になると、新年の抱負を手帳に書き留めたり、目標を実現しようと心の中で誓ったりする人は多い。ところが、ある研究によれば、そうした目標を2年以内に達成する人は、わずか19%にすぎない。
その理由は、さまざまだ。たとえば、実現の方法がわからない、意志が弱い、目標が曖昧だった、あるいは病気や景気後退など、想定外の外的な妨げに遭ったというものである。
だが、もう一つの大きな理由は、よりよい人生を生きようとするあまり、達成不可能な目標を立ててしまうことにある。目標を掲げても、それに見合うエネルギーやスキル、リソースが不足しているために、実現は難しい。