会社の辞め方には、前向きで建設的な辞め方から、後ろ向きで有害な辞め方まで7通りのタイプがあり、ほとんどの人が、そのうちのどれかに当てはまる。
・感謝の別れ:感謝の意を表し、協力的に辞める
・予告済み:辞める意思を前々から上司に伝えている
・型通り:標準的な手順を踏み、退職の理由を説明する
・形式的:規程通りの手順を踏むが、退職の理由は説明しない
・回避的:上司に直接ではなく間接的に伝えたり、それとなく伝わるようにしたりする
・ケンカ別れ:去り際に、迷惑行為を働く
・衝動的:何の事前告知もなく去るこれらのタイプには、その社員が「会社や上司からどのように扱われていたと感じていたか」が反映されていることが多い。したがって、事前にきちんと退職の意思を告げ、感謝して辞めていく社員が多ければ、それはその企業が職場として健全である証だと言えるかもしれない。反対に、関係を断つようにして辞めていく社員が傾向として多ければ、こうした破壊的な辞め方をされる原因を調べる必要を示唆していると受け止めるべきだ。