ネットフリックスは人事考課と報酬制度を分離し、報酬としては市場価値の最大を支払う。また、マネジャーが解雇を逡巡しないように、手厚い退職手当が用意されている。
ネットフリックスでは特典もないし、ボーナス制度もない。「最高の人材は特典になびかない」「会社を第一に考える一人前の大人なら、年次ボーナスがあるからと言って仕事に精を出したり、才能を発揮したりしない」からだ。
ネットフリックスの人事で最も毀誉褒貶の激しいのは、“Keeper test”だろう。「自分の部下がもし辞めようとしたら、本気で引き止めたいかどうか?」がスターパフォーマーの基準であり、そうでない人材はさっさと解雇しなくてはならない。