米国が大恐慌の最中にあった1933年に、フランクリン・ルーズベルト大統領が大統領就任演説で述べた一節は、いまも名言として語り継がれている。「我々が恐るべき唯一のことは(中略)恐れそのものである」

 そのうえでルーズベルトは、米国の底力を国民に思い起こさせた。「我々が賢明かつ勇敢に対峙すれば、これは解決できない問題ではない。方法はたくさんある。しかし、議論しているだけでは解決できない。我々は行動しなければならない。それも迅速に」

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