「Inverse Uncanny Valley(逆転した不気味の谷)」である。ロボットやアンドロイドを人間に近づける過程で、ある程度までは親近感が増すが、ある閾値を越えると不気味さや嫌悪感が出てくる現象を「不気味の谷」と呼ぶ。「逆転する」とは、どういうことだろうか?
「逆転した不気味の谷とは、ロボットの視点からあなた自身を見ることを指します。ヒューマノイドやディープフェイク、人間に見せかけたチャットボット、マシン・ヴィジョンなどについて調べるなかで、ポスト・アントロポセン(人新世)におけるデザインのあり方を考えていきます」