今回の危機で一時的に仕事を失った従業員(航空業界やホテル・飲食業など)を、仕事が急増した組織(医療、物流、一部小売店など)に振り向けることだ。
全米最大のスーパーマーケットチェーンであるクローガーは、レストラン向け食品卸売業者シスコ・コーポレーションの一時帰休者を、30日間借りている。
中国でも数ヵ月前に、企業間で従業員をシェアするクリエイティブな試みが始まった。レストランなど仕事がなくなった人を、アリババが運営するレジ無しスーパー「盒馬鮮生(フーマ)」など、需要が急増している組織で一時採用することにしたのだ。これにより、フーマの従業員シェア計画には、40社以上から3000人以上が参加した。