32基の山鉾のうち、参集し立ち会うがくじを引かない鉾町がある。
この鉾を「くじ取らず」と呼ぶが、古来よりその順位が決まっている。
前祭巡行の先頭1番の長刀鉾、5番の函谷鉾と、21番放下鉾、22番岩戸山、殿(しんがり)23番の船鉾は不動の位置なのである。
残る18の鉾町が、順次進み出てくじを取り、山鉾名とその順位を読み上げ、同時にくじを議場に向かって示す。

前の巡行のくじ取りのあと、同様に後の巡行9基のくじ取りが行われる。
後の巡行にも、くじ取らずの山鉾がある。1番の北観音山、2番の橋弁慶山、そして9番目の南観音山である。休み山で居祭となっているが、大船鉾は、くじ取らずの殿で不動の位置であることは変わっていない。

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