なんとなく動画を見ている場合のほうが、目的があって動画を見ている場合よりも、商品やサービスに興味を持ちやすく、購入意欲も若干だが高くなると示されている。
マーケティングファネルにあてはめてみると、「興味」と「購買」の相関関係が、より明確になるという。ファネル上部から「認知」「興味を持つ」「検索する」「購買」の4段階に分けたとき、隣り合った「検索する」と「購買」の相関係数は0.51(相関係数は0.4~0.7が「やや強い相関関係あり」と認められので、両者には相関関係がある)。一方で、「興味を持つ」と「購買」の相関係数は0.8。従来のマーケティングで重視されてきた「検索する(比較)」の段階よりも、「興味を持つ」段階の方が「購買」と強い相関関係があるというのだ。