ドロップボックスは何年もの間、社員数十人足らずの小さなスタートアップであり、企業のCIO(最高情報責任者)やCTO(最高技術責任者)にクラウドストレージを売り込む営業部隊もなかった。その代わりに、個人消費者にサービスを無料で提供する。

 それが普及して会社が成長すると、ユーザーのネットワークに対し、製品を職場で使い始めるよう働きかけた。そしてユーザーは、自分の上司やCIOやCTOに対し、法人向けのDropbox for Businessを導入するよう働きかけるようになった。

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