地球が温暖化すると北極の氷が融ける。氷が減ると太陽光線が反射されずにそのまま吸収されるため、温暖化が加速する。海水温が上がれば、海水の二酸化炭素吸収量が減って、温暖化はさらに進む。気温が上がって北極圏の永久凍土が融けると、内部に閉じこめられていた1兆8000億トンもの二酸化炭素が放出される。いま大気中に存在する二酸化炭素の2倍以上だ。一部はメタンとして蒸発する可能性もある。メタンの温室効果は二酸化炭素の34倍。これは100年の長期で比較した数字で、20年間では実に86倍になる。

更新情報知らせます はい 不要