自己矛盾・二分性があると感じた(統合性が低い)被験者は、一貫してぶれがないと感じた(統合性が高い)被験者よりも、ごまかしている意識が強く、不誠実な行動をとる割合が高かった。統合性が低いほうの集団は、統合性の高い集団に比べて、(裏表を当てる)コイン投げで正解した回数を偽って報告する傾向が見られた。
職場を対象に行った別の調査では、自分の統合性を低く評価した社員(多様な業種にわたる)は、ごまかしている意識が強く、職場での不正行為に関する上司へのヒアリング結果と照らし合わせると、倫理に反する行動をとる傾向が強かった。