路上で子どもたちが喫煙者に声を掛け、ライターを貸してほしいと頼むようにした。すると喫煙者たちは、子どもたちの求めを拒む。たばこの危険性について、子どもたちに説教する人も少なくない。

 子どもたちはその場を立ち去る前に、喫煙者に1枚のメモを手渡す。「あなたは僕/私のことを心配してくれました。でも、どうして自分のことを心配しないのですか」

 メモの下部には、禁煙支援のフリーダイヤルの電話番号が記されていた。キャンペーンの期間中、フリーダイヤルにかかってきた電話の数は、いつもの1.6倍以上に跳ね上がった。

更新情報知らせます はい 不要