今、アメリカで信じられない法案が審議されようとしています。もし可決されれば、多くの創造活動を営むアーティストやクリエーターは壊滅的打撃を受けることになります。
http://mag.awn.com/index.php?ltype=search&sval=you+will+lose+all+right&article_no=3605現在の世界法では、誰が何か作品を作ったら、自動的にその作者に著作権が与えられることが保証されています。ところが、Orphan Art Billが可決されれば、アートを創造した作家に著作権が与えられるのではなく、その作品をしかるべき登録事務所に登録した人間にその著作権が与えられることになります。三十年以上の過去に遡って、すべての芸術的作品、一遍の詩曲、一枚のスケッチ、一枚のスナップ写真にいたるまで登録をしないとその著作権が認められず、もし他者によってその作品が先に登録されてしまうと、作った本人にすら無断使用が許されないことになります。
マイクロソフトなどの大企業が政治に働きかけこの法案を通そうとしているそうです。これは、多きな財力をもつ一部の大企業が、アートの専有化を図ろうとするものに他なりません。この法案が可決されれば、アーティストは莫大な登録費を使って、自分の作品を守らなければ、その作品に対する権利を失うことになります。
アメリカで法案が可決されれば、大企業の謀略によって、世界法も塗り替えられる可能性は十分にあります。こんな暴挙を黙って見過ごしてもいいのでしょうか?
こんな法案が許されれば、世界中のアーティストが自作への権利を失い、多くのアーティストは創造することをやめざるを得なくなるでしょう。世界中のアートは死滅するかもしれません。私は、この法案のことは最近になるまで知りませんでしたが、他のアーティストから知らされ旋律を覚えました。Orphan Art BillでGoogleなどで検索すると、多くの情報が得られるはずです。また下記のサイトなどを通して、この法案を不可欠にするための嘆願書を送ることができます。嘆願書の数が多いほど、この法案可決を抑止する力となる思います。
Orphan Art Bill_アートを蹂躙する最悪の法律 – 吉川文代の日々雑感
泰:あらま
(via nanospectives) 2008-07-19 (via gkojay) 2010-03-02 (via gkojay)