2005年度の竜王戦でタイトル初挑戦。以降6度のタイトル戦に挑んできたが、いずれも届かず。勝てばタイトル、という一局を逃したことは8度に及ぶ。初タイトルへの7度目の挑戦は史上初のケースとなる。
「中には1回で獲れちゃう人もいるのに、私は何回やっても獲れないんですからね。でも、だからなのか、山ほど棋士がいる中で私を応援してくださる方もいる。もちろんまずは自分のために指しますけど、喜んでいただきたいなあとは思います。でも、本当に思い掛けないご褒美ですから…勝ち負けは分かりませんけど、どう考えてもプラスにはなると思います。活かせたら、伝えられることも増えるでしょうね」