・ピアノを弾けない人にピアノを弾かせてフレーズを覚えさせるという実験です。あるグループには、伝統的なやりかたにしたがってひたすら機械的な繰り返しをさせます。別のグループには、「課題の曲を、自分でいろいろ変化させていいよ」と言って練習させます。実験結果は、自分でいろいろいじった後者のグループの方が早くマスターできるというものでした。
・自分でいろいろいじりながら覚えた場合には、単に早くマスターできるだけでなく、応用がききます。練習の段階で自分でいろいろ条件を変えながら学習すると、教科書と違ったさまざまな状況にも適応できる、というわけです。