・人間のうわさ話は他の霊長類の社会的グルーミングに相当する。

・社会集団が大きくなり、拡散するにつれて、誰が人をだましたりただ乗りしたりするのか把握しておくのは難しくなる。うわさ話は、一つには、不届き者を抑え込む手段として進化したのかもしれない。

・男性と女性のうわさ話しの唯一の違いは、男性は三分の二の時間を自分自身のことを話すのに使う(「それでその魚を釣り上げたら、間違いなく10キロ以上あったよ!」)が、女性は自分のことを話すのには三分の一の時間しか使わず、他人のことにもっと興味を示す(「それでこの前、彼女に会ったら、間違いなく10キロ以上太ってたわよ!」)点だ。

・会話に加わる人数は無制限には増えず、たいてい、約四人止まりになることも発見した。いったん四人を越えると、二つの会話のグループに分かれる傾向が確実に見られる。

・四人で会話する場合、話しているのは一人だけで、他の三人は聞いている。チンパンジー用語で言えば、グルーミングされている。

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