・中高年男性が気にしているメタボリックシンドロームも、増えているうつ病も、そしてがんも、心身の冷えが体内の血液の循環を悪くしてしまうことで起こります。そして、すべては、温めることで解決していくのです。

・人間という生物は、生まれた瞬間から死を迎えるまでのあいだで、少しずつ体温が低くなっていく仕組みになっています。つまり、人間の一生というものは、徐々にからだが冷えていくものなのです。言い方を変えると、冷えを防いでいくことこそ、老化や死を食いとめる方法なのかもしれません。

・腰痛の多くは筋肉の疲労であり、腹筋と背筋のアンバランスや冷えからくる血行の悪さ悪さが原因で起こるものです。私たちのからだは、血液が行き渡らない状態になると、その部分に痛みが生じます。

・これほどまでにアレルギー性の病気が増えている原因は、冷たい飲み物や食べ物によって腸が冷やされていることにあります。冷えたものばかり口から流し込んでいると、胃や腸も冷え切ってしまい、入ってきたものを十分に消化できず、栄養素を吸収できないうえ、本来腸で行われるはずの解毒作用まで働くなってしまうからです。そうなると、分解や解毒が不十分なままのタンパク質が肝臓に運び込まれるため、からだがそれを異物を見なし、抗体反応が起こります。これが、アトピーや花粉症などのアレルギー症状です。

・働き盛りでストレスを多く抱えた男性が陥りやすいのは、慢性的にからだが冷えた状態が続いて、体内の酵素の働きが低下してしまうことです。それによって、本来持っているはずの免疫システムが機能しなくなり、発生したがん細胞の芽を消去することができなくなるのです。がん患者さんのからだを診察すると、ほぼ例外なく冷えています。

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