・糖尿病は、寒冷地気候に対応するために人類が獲得した貴重な形質のひとつだ。糖分を含んだ水分は、氷点がゼロ以下になる。それは急速な寒冷期に襲われた人類にとって有用な性質だったはずだ。糖が血管をぼろぼろにして、腎臓がいかれてしまっても、それが命を奪う時は何十年か経ってからのこと。それまでに子を成していれば、遺伝子にとっては万々歳だ。糖尿病は、人類の進化の一部なのだ。

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