・ペストに強い人たちは、「鉄」(鉄は全ての生物にとって栄養素)を、進入してきた病原菌に栄養として渡さない代わりに自分の臓器にため込む機能を持っている。現代では、この人達が「ヘモクロマトーシス」に悩まされている。この遺伝子を持っている人は西ヨーロッパの相当の割合(3人に1人から4人に1人)。
・氷河期を生き延びるのに、人は高度な防御反応(毛細血管を閉じる、主要臓器に血を集める)を獲得し、水分を排出し血中の糖分濃度を上げることで対応している。はっきり分かっていないが、これが糖尿病の発病に関係がある可能性がある。