2008年頃、GWの連休で田舎に帰省した時のこと、
家に着くなり俺を迎えた親父が、嬉しそうに買ったばかりのノートPCを俺に自慢してきた。
「いいだろ、最新のやつだぞ。この前ヤマダで買ってきたんだ。」

OSはVista、
メモリが768MB、
CPUはCeleron、
HDDはC、D合わせてたったの80Gだった。

俺は恐る恐る値段を尋ねた。
「12万くらいだったかな」

絶句した。
何故こんな産廃を買ってしまったのかと。
どうしてひと言相談してくれなかったのかと。
しかし俺は余りにも嬉しそうに親父の笑顔を前に
「良い買い物をしたね」
としか言ってやれなかった。
久々に会った肉親の顔を曇らせる否定する必要もない。
親父が満足しているならそれで良いだろうと考えた。

しかし悲劇はそこで終わりじゃなかった。

同じ年の夏、盆休みで田舎に帰省すると
そこにはヤマダで親父と同じパソコンを買っのだと俺に報告する母が居た。

俺は生涯ヤマダ電機を許す事は出来ないだろう。

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