多くの国では市場と政府両方を信頼しているのに、日本人はどっちも信用していない。言い換えれば、市場経済で自由に競争して万が一失敗したら国がセーフティーネットで救済するものという考えが多くの国ではスタンダードであるのに、日本人は、勝手にバクチ打って失敗した奴の面倒なんか国が見ることはないと考えるわけだ。日本に根強い妙な自己責任論は、このメンタリティから出てきていると言えるだろう。

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