・1459年にヨーロッパで最初に記録された梅毒の症例によると、患者は頭から膝まで膿疱でおおわれ、顔から肉が削げ落ちて、たった数か月で死亡している。ところが1546年になると、今日われわれがよく知っている症状を示す病気に変化しているのである。梅毒を引き起こすスピロヘータは、感染者がより長く生きて、菌を周囲にふりまきつづけ、自分の子孫が伝播できるように変化したのである。

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