カゼの諸症状は、白血球のうちリンパ球が戦っている証拠だから、
日曜日だったし、なにもしないで、寝ていようと決めた。
咳がでるが、これは副交感神経反射で、異物を出そうとしている。
体がだるいのは、副交感神経が、体を省エネ状態にして、
過激な動きをさせない様にしている。
鼻水が出るのも、自律神経の影響を受けている。
カゼの引きはじめには、サラサラした鼻水がたくさん出る。
これは、リンパ球とウイルスが戦っているため、
体が副交感神経に支配されて、
消化管の動きと、分泌作用が活発になっているから鼻水がでる。
時には、消化管の過剰反応で、下痢をする事がある。
リンパ球とウイルスの戦いが終わり、治癒期にはいると、
自律神経反射で、白血球内の顆粒球が増えてくる。
その顆粒球が交感神経優位の状態を作る。
交感神経は、内分泌を抑制するので、鼻水の水分も少なくなり、
粘りけが出てくる。
そうなると、ほぼ八割方、カゼは治っているが、
もし、鼻水が黄色くなるようだったら、無理をさけなければならない。
黄色い鼻水は、増加した顆粒球が常在菌と戦った結果、
化膿して黄色くなる。
ここで、無理を重ねると、交感神経がますます優位になって化膿が進む。
カゼは万病の元と言われるが、
この時点で、肺炎や化膿性の扁桃腺炎に発展する。
この様に、カゼが治りかけたら、
交感神経優位の状態になるので、副交感神経も刺激して、
交感神経に影響されている顆粒球の増加を抑える必要がある。
顆粒球は、細菌を貪食(どんしょく)してくれるのは良いが、
大量の活性酸素を発生し、その活性酸素が正常な細胞を破壊してしまう。
では、どのようにして、副交感神経を刺激するか?
簡単です。
食べれば良いんです。