グーグルの元ピープル・オペレーションズ(人事)担当シニア・バイス・プレジデントであるラズロ・ボックは自著『ワーク・ルールズ!』で、グーグルが入念に面接のデータを集め、何万もの採用者やその面接担当者の業績を測ることで、従来型の採用方法を徹底検証した。面接の各テクニックまで細かく精査した。この研究プロジェクトで、ケース面接が「無益」であるという結論が出たと、ボックは同書の中で述べている。
彼は後年、次のようにツイートした。「私はケース面接が好きだと思ったことはない……候補者を採用した後の仕事ぶりを予想できるわけではないし、主に面接担当者が自分の頭の良さに優越感を覚える手助けをしているだけだから」