・「椅子に座らされると、一人の男が尋問を始めました。すぐに答えないと、隅に置いてある金属製の椅子を指して「あれを使ってほしいか?」と聞いてくる。私は心底から怯え、拷問だけはごめんだ、拷問されないためならなんだって言う、という気になりました」。彼に使われたこの尋問テクニックは「器具の提示」、あるいは米軍内部では「恐怖の誘導」と呼ばれている手法である。

・拷問する側は、拘束者自身の想像力に訴えることがいかに有効かを知っている。恐ろしげな器具を見せるほうが実際に使うより効果的であることが多いのだ。

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