数十万年あるいは100万年後の人々に「ここは危険な場所だ」と警告できる標識を考えてもらったんです。例えば、頭蓋骨と交差させた2本の骨のデザインが考案されました。こうした「どくろ印」は、いまでは海賊もののテーマパークなどでも見られますよね。要するに、そんなものが「危険」の目印として通用するのかは、怪しいということなんです。

最古の言語、5,000年前の言語がどんなものだったかも参考になるでしょう。シュメール語は、今日話されたり書かれたりしている言語とは似ても似つかないものでした。ですから、放射性廃棄物がある場所だと示した標識の類いをその地に残すことによって、未来の人々にメッセージを伝達できると考えるのは、見当外れもいいところです。

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