私がMITにいて思ったのは、教授陣にもリスクとって頑張ってる異質な人が多いということだった。起業したがうまく行かずアカデミアに戻った教授が、また新しい研究成果をネタに起業しようとしている。南米やアフリカに生まれ、英語が完全に話せない教授が沢山いる。話すとき、難しい英語の単語が出てこなくて、ネイティブの学生に聞いたりする。でもコンテンツがあって面白いからみんな話を聞く。南米の国から亡命してきた先生なんてのもいる。企業に勤めていたが30代後半にアカデミアに戻って博士号をとり、教授になった人もいる。こういうリスクをとってる多様な人材がファカルティにいるから、それまで試験ばかりで頑張ってきた学生は目が開かれて、初めてリスクをとって頑張るということを知るんじゃないか。