・ソクラテスは、相手に質問することにより、相手の言質を取り、その言質と矛盾するような結論に追い込んでいく質問を繰り出してゆきます。
・質問をする者というのは、自分は安全な立場にいて、相手を攻撃する立場にある者のことなのです。
・質問する側は好きなことを聞き、答える側は、質問者が聞いてきたことに関することを答えなければならないため、質問者が議論の土俵を決定している。
・議論においては、質問をする者が有利になり、答える側が不利になります。したがって、議論を有利に展開しようと思ったら、答える側ではなく、質問する側に回らなければなりません。