誰かに何かを頼むときは、メールで頼むより、直接会って頼むほうがうまくいく確率が30倍以上高いという。
研究によると、人はメールで何かを頼まれても、それほど真剣でない、緊急でないと見なす傾向がある。メールで交渉する場合は、その前に直接会うなり、ビデオ通話や電話をするなりして、世間話をしたほうがよい。
「世間話をするか、失敗するか」と題された研究がある。
その研究では、MBAの学生を対象に実験を行った。学生の半分には、交渉相手の氏名とメールアドレスしか教えなかった。もう半分の学生には、相手の写真を見せ、交渉を始める前に趣味や仕事の計画、故郷の町について会話するように指示した。すると、前者のグループでは70%で交渉がまとまったが、後者のグループはほぼ全員が合意に達した。