コーヒーは美味しいだけではない。事実、近年の科学文献においては、この飲み物が人々の健康に及ぼす有益な影響を示す研究が豊富にある。
まず、記憶を固定する作用と集中力を強化する作用によって、人の記憶力を助ける。また、2型糖尿病のリスクを下げるのにも有益だ。あるイタリアの研究によると、毎日3杯のコーヒーを飲むことで、肝臓ガンを成長させるリスクが半分以下になるともいう(ただし、専門家たちは1日に3〜4杯を超えないようにアドヴァイスしている)。
1日に4杯のアメリカンコーヒーは、メラノーマ(黒色腫)や子宮内膜の腫瘍のリスクを20%減らす効果があるともいう(しかし、アメリカン・コーヒーはより多くのカフェインを含むので注意が必要だ)。
コーヒーに含まれるポリフェノールのような物質は循環器系の病気の発病を予防するし、カフェインは疲労感を減らし腸の運動能力を助け、アスピリンの効果を強めるようだ。
さらに、いくつかの研究は、コーヒーの消費が(非喫煙者にとってだが)、あらゆる原因の死亡率がより低くなることと関係していることを示している。