2019年1月に16歳になったばかりのスウェーデンの若者、グレタ・トゥーンベリのことを考えてみよう。
トゥーンベリは昨年、気候変動対策の欠如に抗議すべく、「存在しないかもしれない未来のために勉強するのは意味がない」と言って、登校を拒否した。その数ヵ月後には、世界経済フォーラムでビジネスリーダーたちに対し、即座に行動を起こすよう要求。ポーランドで開催された国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)では、国連事務総長とその他の参加者に、「あなた方は、私たちの目の前で(子どもたちの)未来を奪っている」と訴えた。
トゥーンベリが始めた活動は広がりを見せ、その取り組みによって彼女は、ノーベル平和賞にノミネートされた。