デザイン思考では、コーチング的なスタイルがよしとされる。必要なときには手を差し伸べるが、チームが本領を発揮しているときには、リーダーは後ろに下がっているという姿勢だ。

 対照的にグランドデザインの理論では、リーダーは特別な存在となる。追求するデザインの体現者であり、なぜそれが正しいのかを、強く感情的な信念を持って伝える。この種のリーダーシップは、カリスマ的で、等身大よりも大きな人物像に映る場合もあれば、穏やかな語り口で内向的な人と見られる場合もある。

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