「ザ・スミスの熱烈なファンである一人として、きっと総理はモリッシーとジョニー・マー両名から好きになることを禁じられたと聞いてさぞかし落胆したであろうと想像に難くありませんが」とマッカーシー議員は前置きを述べてからこう続けた。
「そもそもザ・スミスというのは典型的な学生受けのするバンドでもあります。明日の評決で学生の学費負担増を実現させた場合、総理は学生たちがどういう曲を聴くだろうと思いますか。“ミゼラブル・ライ”(惨めな嘘)でしょうか。“アイ・ドント・オウ・ユー・エニシング”(きみに借りなどない)、あるいは“ヘヴン・ノウズ(・アイム・ミゼラブル・ナウ)”(現状の惨めさは神のみぞ知る)でしょうか」
これへのキャメロン首相の答弁にもまたザ・スミスの楽曲が含まれていた。
「わたしがその場に姿を現したら、おそらく“ディス・チャーミング・マン”(やさしいおじさん)はかけてもらえないでしょうが、(外務大臣の)ウィリアム・ヘイグと行ったなら“ウィリアム(・イット・ワズ・リアリー・ナシング)”(ウィリアム、実はたいしたことなかったよ)ということになりますでしょうか」