ファッションとビューティ分野で特に、大手ブランドの多くがチェックアウト機能に群がっているが、なかには、まだ警戒心を持っているブランドもある。現時点では、アプリ内で顧客が何かを購入すると、注文に関するすべてのコミュニケーションは、ブランドではなくインスタグラムを通じてeメールで行われる。そのためブランドは顧客データにアクセスできない。
「(チェックアウト機能における)真のバトルは顧客データを得ることにある。ブランドのネイティブプラットフォームではなく、インスグラムのチェックアウトを通して買い物をしたとき、彼らの情報はアプリのなかに保存され、ユーザーがマーケティング目的でのeメールアドレスの提供に同意しない限りは、注文書以外には企業は何もアクセスできない。ダイレクトマーケティングや関係性構築のために消費者のコンタクト情報をマーケティング部門が得られるチャンスがない」