ニクソン大統領は中国共産党に世界を開くことで「フランケンシュタイン」を作り出したことを心配していると言ったが、まさにそうなっている。
習近平シージンピン総書記(国家主席)は破綻した全体主義イデオロギーの信奉者だ。中国の共産主義に基づく覇権への野望を長年抱き続けている。
今こそ、自由主義国家が行動を起こす時だ。すべての国がそれぞれで自国の主権と経済の繁栄を守り、中国共産党の触手から理想を守る方法を考える必要がある。
小さな国には困難なことだ。狙い撃ちにされることを恐れ、我々と共に立ち上がる勇気と力がない。北大西洋条約機構(NATO)の同盟国の中にも、中国市場への参入が制限されることを恐れ、立ち上がらない国がある。
屈服すれば、我々の子孫は、今日の世界で自由世界への最大の脅威である中国共産党の言いなりになってしまう。
1967年にリチャード・ニクソンが「中国が変わるまで、世界は安全にならない」と記したことは正しかった。