注文処理に必要なデータは提供してくれる。だが同時に、そのデータを使って行っても良いことと良くないことを彼らから指示されることになる。購入客へのマーケティング活動が許可されないなら、その客はもはや我々の顧客とはいえない。インスタグラムの顧客だ。こういった問題はAmazonでも見られる。彼らは顧客データを保有し、そのデータを利用する権利を保持する。その反面、注文処理では極めて厳格なルールが(インスタグラムによって)定められている。たとえば、顧客から(返金リクエストや注文の問題に関する)問い合わせがあったら、ブランドは48時間以内に返信する必要がある。もちろん、我々もぜひこのような対応を行いたいと思っているが、クリスマスシーズンや大規模セールの時期など、注文が多いときにはすぐに返信できないことがあるだろう。そのほかにも、注文処理(のルール)では顧客が注文してから3日以内に商品を出荷することが求められる。(インスタグラムが)協力してくれるとは思うが、小規模な広告主やブランドで、アカウントやユーザーネームが停止され、アクセス手段や救済措置が一切提供されない事例が見られるため、私はそのような事態を懸念した。