・14世紀末までにペストの流行で人口の三分の一が死亡したため、相対的に労働者の得る実質賃金が趨勢的に伸びていきました。
・希少な労働力を維持するために、荘園の支配者たちは労働者(農民)の租税貢納を重くすることすらできなかった。
・イギリスの1人当たりのGDPが、当時の先進国イタリアに追いついた時点で、「価格革命」は収束した。17世紀の半ばのことです。
・中国の1人当たりのGDPが日米に追いついた時点で、21世紀の「価格革命」も収束するだろうと予測できます。
・2030年代前半に中国の1人当たり実質GDPが日米に追いつくまで、資源価格の上昇と新興国のインフレ、つまり「価格革命」は収束しません。
・過剰生産となれば、中国の外側に中国の過剰設備を受けいれることのできる国はないので日本以上のバブル崩壊が起きるのは必然だと思われます。