多くのブラウザには「戻る」ボタンや「進む」ボタンがあるほか、Android端末の画面下部にあるナビゲーションバーの左には「戻る」機能が割り当てられており、簡単に操作を取り消したり、元の画面に戻したりできます。こうした「戻る」ボタンはXeroxの子会社であるパロアルト研究所が開発したグラフィカルユーザインタフェース(GUI)が源流だとのこと。XeroxからGUIに関する権利を購入することで、Appleが初期にリリースしたPCであるApple LisaやMacintoshは先進的な操作性を備えることができました。しかし、iOSには一目でそれと分かる「戻る」ボタンが存在しません。ノーマン氏は「ブラウザなどには、ユーザーが後戻りできるように『戻る』ボタンがありますが、iOSにはそのような標準的なツールはありません。iOSは『戻る』ボタンと『進む』ボタンを標準で備えるべきです」と主張しています。

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