日本将棋連盟は13日、今年度の記録4部門(対局数、勝数、勝率、連勝)で、藤井聡太六段(15)が1位になることが決まったと発表した。「記録四冠」は内藤國雄九段(78)、羽生善治竜王(47)に続いて3人目で、デビュー2年目での達成は史上初。

 藤井六段の今年度の成績は13日現在で59勝11敗で、勝率は8割4分3厘。藤井六段が残りの対局で全て敗れても、勝率で2位以下の棋士が上回る可能性がなくなった。対局数(70局)、勝数は2位に10以上の差をつけている。昨年6月までの約半年間で記録した29連勝は新記録だった。継続中の14連勝も、今年度2位に当たる記録だ。2月には、全棋士が参加する第11回朝日杯将棋オープン戦(朝日新聞社主催)で優勝し、最年少棋戦優勝(15歳6カ月)の記録も作った。

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